インスタの企業アカウントの成功例とは?成功の秘訣とポイント

企業のPRができるインスタグラムは、たくさんの企業が活用しているSNSです。

しかし、拡散性の低さもあり、

「なかなかフォロワーが増えない。」
「思っていたような成果が出ない。」

と、インスタグラムの効果が出ていない。という企業もいるのではないでしょうか?

今回は、インスタグラムを活用した企業の成功例を紹介します。

インスタグラムを効果的に活用している企業の秘密はなんなのか?成功事例も合わせて紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

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企業がインスグラムを始める理由

企業がインスグラムを始める理由

企業がインスタグラムに取り組む理由は何でしょうか?

大きな理由は、以下の2つです。

ブランディング

写真や動画がメインのSNSであるインスタグラムは、ブランディングに効果的です。

ストーリーズやリールなどの動画は、ブランドイメージをユーザーに伝えやすいメリットがあります。

また、写真や画像を使ったフィード投稿は、定期的に投稿することで、フォロワーにブランドイメージを定着させるでしょう。

集客・リピート効果

メッセージのやり取りやコメントなど、投稿を通してフォロワーがファンとなると、集客やリピートの効果の向上も期待できます。

インスタグラムは、投稿やDMを通してフォロワーとのやりとりが可能です。

企業のホームページからお問合せするよりも、連絡する心理的なハードルが低く、気軽にメッセージのやり取りができます。

例えば、美容院では、次回来店につながるリピーターの獲得が売上アップには欠かせません。

美容院のアカウントとスタッフアカウントを通して、ユーザーの悩みに向き合うことで、価格以上の魅力を感じリピート来店につなげます。

企業が活用したいインスタグラムの機能

企業が活用したいインスタグラムの機能

定期的な投稿は、フォロワーとの密接な関係づくりに効果があるでしょう。

さらに、企業がインスタグラムを効果的に活用するために、ぜひ利用したい機能を紹介します。

インサイト

プロアカウントに切り替えると利用できるインサイト機能

アカウントのさまざまなデータを、無料でチェックできます。

例えば、フォロワーの増減やフォロワーの性質です。

30代女性がターゲットにもかかわらず、フォロワーに20代が多いといった場合は、投稿の内容の変更が求められるでしょう。

さらに、よくみられる時間帯や投稿ごとのリーチ数などもチェックできます。

インサイト機能をフル活用することで、改善を繰り返しインスタグラムの運用効果を高めることにつながります。

ショッピング機能

ECサイトをもつ企業がぜひチェックしたい機能は、ショッピング機能です。

インスタグラムを何気なくみていたユーザーが。「この服が欲しい!」と思い立った瞬間に、購入可能なWebサイトへすぐに移動できるメリットがあります。

パルス消費と呼ばれる、直感的に購入する消費者に効果的なショッピング機能。

すぐ欲しい!と思ったユーザーを取り逃さない機能を活用することで、オンラインショッピングの売上アップも期待できます。

広告

インスタグラム内に広告を掲載することが可能です。

インスタグラムは、フォローしているアカウントや発見タブの投稿を何気なくみているユーザーもたくさんいます。

そのようなユーザーの目にも、インスタグラムの広告は自然に目に入ります。

他のユーザ投稿のような広告デザインは、違和感がなく企業名や商品サービスの認知に効果があるでしょう。

また、少額から始められるメリットもあり、予算があまりない中小企業も使いやすい点が魅力です。

ストーリーズ

フォロワーとの関係づくりや、短期的な宣伝にも効果的なストーリーズは、24時間で投稿した内容が消えてしまうことが特徴です。

ハイライトと呼ばれるフィード投稿とプロフィールの間にある丸いアイコンに、ストーリーズの投稿を掲載できる機能もあり、便利になりました。

アクションスタンプは、DMよりも気軽にアクションがしやすく、ユーザーの意見を聞ける場所としても有効です。

リアルタイムな発信にも向いているため、セール情報などを掲載する企業もいます。

インスタグラムで成功した企業と失敗する企業の差

インスタグラムで成功した企業と失敗する企業の差

たくさんの企業が、インスタグラムを活用しています。

しかし、全ての企業がインスタグラムで効果的な発信ができているとは限りません。

インスタグラムで成功した企業と失敗する企業の差について、5つ紹介します。

コンセプト

コンセプトがはっきりと感じられない企業のアカウントは、フォロワーも伸びにくく認知度の向上も難しいでしょう。

一方、成功している企業は、アカウントのコンセプトがはっきりしています。

アカウントのコンセプトがはっきり決まっていない場合、投稿に統一感がなくなってしまいます。

また、どのユーザーの心にも残らない投稿ばかりとなってしまい、結果的に、フォロワーやファンとなるユーザーにアピールできなくなるでしょう。

コンセプトを明確にし運用を開始することで、どんなアカウントなのかが伝わりやすくなります。

ユーザーに興味をもってもらえるアカウント作りのためには、コンセプトをはっきりさせましょう。

投稿頻度

投稿頻度が少ない企業は、インスタグラムでの認知度が向上しにくいでしょう。

投稿頻度は、毎日1回が理想的です。

しかし、投稿する内容や画像・写真の用意など、投稿するまでに時間や作業が必要なため、毎日の投稿は難しいと感じる企業もあります。

毎日投稿が難しい場合は、週2〜3回の投稿を目指すことがおすすめです。

さらに、「水曜日と金曜日の夜20時投稿」など定期的な配信をすることで、フォロワーも企業の投稿をチェックする習慣ができます。

少なすぎる投稿頻度では、認知度が上がらずフォロワー数の増加や信頼関係の構築にも苦戦します。

投稿頻度を保つことも、インスタグラムで成功するポイントです。

目的

インスタグラムを活用する目的を決めましょう。

目的を決めることは、インスタグラムを効果的に運用できる目安の一つになります。

例えば、「まだ商品を知らないユーザー層への認知度の向上」を目的とします。

そのためには、投稿頻度はどのくらいが適当か?フォロワー数はどのくらいを目標とするのか?を決めて、運用していきます。

目的なく、単に投稿を繰り返すだけでは、インスタグラムを効果的に運用できません。

目的にあった投稿内容や頻度、フォロワー数を目指すことで、インスタグラムを効果的に利用できるでしょう。

インスタグラムの流行り

インスタグラムにも流行があります。

インスタグラムといえば、キレイな写真や特徴的な商品を被写体にした写真など、見た目のインパクトがある投稿が人気でした。

最近では、お役立ちコンテンツを投稿する企業がたくさんあります。

投稿スタイルは、写真だけではなく、文字を入れてどんな投稿かひと目でわかる工夫がされています。

さらに、2ページ以降は情報をまとめた内容をプレゼンテーションのようにスライドして閲覧するため、滞在時間も長くなるメリットがあります。

その結果、発見タブへの掲載などフォロワー以外への認知の向上が期待できるでしょう。

流行を取り入れた発信をすることで認知度が上がり、企業アカウントの成功が期待できます。

インスタグラムの機能

インスタグラムで成功している企業は、投稿だけではなく、リールやライブ配信を積極的に活用しています。

リールは、インスタグラム内のショートムービーです。

発見タブに掲載されやすいといったメリットがあるため、アカウントの認知度が上がることが期待できます。

ライブ配信は、リアルタイムでフォロワーとの交流が可能です。

インスタグラムでの成功のポイントの一つに、フォロワーとの信頼関係があります。

フォロワーとのやりとりが多いアカウントほど、インスタグラムに評価されやすい傾向にあるため、リアルタイムに交流できるライブ配信はおすすめです。

投稿だけでは一方的な配信になってしまいますが、ライブ配信をすることで「中の人」を知るきっかけにもなり親近感も与えられます。

参考にしたいインスタグラム企業アカウントの成功事例

参考にしたいインスタグラム企業アカウントの成功事例

次に、インスタグラム運用を参考にしたいアカウントを紹介します。

投稿スタイルや頻度など、自社アカウントの運用のヒントに他のアカウントをチェックしてみましょう。

ダイソー公式アカウント

ダイソー公式アカウント

100円ショップとして有名なダイソーは、商品PRにつながる内容を投稿しています。

商品に興味はあるけれど、購入までには至らなかった人に向けて、丁寧に商品説明がされています。

お店を尋ねた際に、「これはインスタで見た商品だ!」と思い出し購入につながりやすい投稿が魅力です。

https://www.instagram.com/daiso_official/

ANA✈️

ANA

親近感のあるリールや動画投稿は、参考にしたいポイントです。

ANAでは、笑顔が特徴のリールがたくさん投稿されています。

父の日などのイベントに合わせたリールや、運営するショップやホテルのリールなども従業員が登場し楽しい動画に仕上がっています。

さらに、流行りのダンスを取り入れている点も、つい見てしまうリール作りの参考になります。

https://www.instagram.com/ana.japan/?utm_medium=copy_link

現場図鑑 Powered by 清水建設

現場図鑑 Powered by 清水建設

「現場図鑑」というタイトルの通り、建築現場の写真をテーマに投稿しています。

建築現場ってどんなところ?という、一般ユーザーがあまり見られない景色は、ユーザーの興味関心を惹きつけるでしょう。

また写真家や現場の紹介を3投稿にわたって紹介し、投稿欄のまとまりも感じられます。

普段見られない場所で、アートな写真を楽しめる投稿は、企業のブランディングにも効果的です。

https://www.instagram.com/genbazukan/

ALBUM Official Instagram

ALBUM Official Instagram

インスタグラムで成功している美容院として、パイオニア的な存在のアカウントです。

インスタグラムに多い、美容やファッションに敏感なユーザー層に刺さるヘアアレンジ方法やカット方法などの投稿が特徴です。

さらに、アレンジを担当したスタッフのアカウントを紹介することで、美容室全体でインスタグラムを盛り上げています。

https://www.instagram.com/album_hair/

お、ねだん以上。」ニトリ公式|インテリア・家具

お、ねだん以上。」ニトリ公式|インテリア・家具

おしゃれなインテリアの写真やニトリの信頼性を感じるお役立ち情報など、ユーザーに役立つコンテンツが豊富です。

おしゃれな写真だけの投稿も、2ページ目以降は設置方法や、レイアウト例などを丁寧に紹介しています。

つい投稿を保存しておきたくなるデザインと内容は、ぜひ参考にしたいポイントではないでしょうか?

https://www.instagram.com/nitori_official/

【公式】ニトリ 新卒採用

 【公式】ニトリ 新卒採用

ニトリは、新卒採用専用のインスタグラムを運用しています。

ターゲット別にアカウントを運用することは、アカウントにまとまりがあり、それぞれのターゲットに効果的に運用できるメリットがあります。

複数のアカウントを運用する大変さはデメリットではありますが、インスタグラムでは、1アカウント1ターゲットでの運用が効果的です。

二兎を追う者は一兎をも得ずとならないように、アカウントを分けた運用がおすすめです。

https://www.instagram.com/nitorishinsotsu/

インスタグラムで成功するためのポイント

インスタグラムで成功するためのポイント

最後に、インスタグラムで成功するためのポイントを3つ紹介します。

ターゲットを決める

ターゲットユーザーを決めましょう。

ニトリのアカウントのように、誰に向けた投稿なのかによってアカウントの方向性やコンセプト、投稿内容は異なります。

ターゲットが曖昧なまま、インスタグラムを運用してしまうと、投稿内容に統一感がなくなりフォローされにくいアカウントができてしまうでしょう。

また、ターゲットを決めることで投稿内容のヒントも見つかります。

ターゲットを具体的にイメージしたペルソナは、ユーザの悩みを見つけることに効果があります。

見つけた悩みの解決方法や、ユーザーの知りたい情報を客観的に判断するためにも、ターゲットを決めることは大切です。

投稿後は分析をする

活用したい機能でも紹介したように、インサイト機能を使って分析することがおすすめです。

設定したターゲットに見てもらえているか?を、フォロワーの属性から判断したり、どんな投稿が保存されているのか?を投稿別にチェックしてみましょう。

設定したターゲットとフォロワー層がずれている場合は、発信内容の見直しが必要です。

保存されている内容を分析することで、よりユーザーに役立つ投稿作りに役立つでしょう。

インサイト機能を活用し運用の改善を重ねることで、よりよいアカウント作りをしていくことがポイントです。

長期的な目線で運用する

最後に、インスタグラムを短期的に成功させようとすることは、おすすめできません。

なぜなら、インスタグラムの効果は長期的に運用することで感じられるからです。

インスタグラムは、拡散性が低いSNSのため、爆発的にフォロワーが増えるということは期待できません。

コツコツ投稿を続け、さらに内容をブラッシュアップすることで、フォロワーが増えファンとなります。

短期的での目標達成よりも、長期的にユーザーと信頼関係を築きながら運用することがお勧めです。

まとめ

インスタグラムは、手軽にアカウントが開設できるため、自社PRに活用したいと思う人もいるでしょう。

しかし、実際にはフォロワーが増えずに辞めてしまう企業もあります。

インスタグラムで効果的な運用をしている企業アカウントは、継続的に発信をしていることはもちろん、コンセプトやターゲットを明確にしています。

また、投稿して終わりではなく、投稿の反応をチェックすることが、より良いアカウント作りには欠かせません。

とはいえ、人手がなくて定期的な発信ができないという企業もあるのではないでしょうか?

インスタグラムを活用したいけど、よくわからないという企業は、インスタグラム運用代行会社の利用がおすすめです。

インスタグラム運用代行会社を利用することで、投稿作業の手間を減らし、プロによる運用サポートを受けられます。

気になる方は、お気軽に無料相談ページよりぜひお問い合わせください。

この記事を書いた人

岩田裕美

三浦 眞那美

都内在住、二児の母。
バンクーバー・シアトルへ留学後、医療・金融業界にて10年間従事。
ライターへ転身後、Instagramマーケティングを勉強中。

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記事の監修者

   AKI TOKUDA
   

AKI TOKUDA

ファッション業界にて10年、全国の百貨店・ファッションビルの新店舗立ち上げから、不採算店舗の立て直しなど、ファッション関係の数値管理・MD・マーケティングに従事。グループ会社表彰式にて数回最優秀賞・優勝賞を受賞。 その後、大手企業はじめSNSマーケティングを軸としたブランディング、世界観創りを行う。

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