インスタグラムで企業用アカウントを開設!作り方と運用のコツをご紹介

インスタグラムで企業用アカウントを開設!作り方と運用のコツをご紹介

インスタグラムを使い、自社製品やサービスをもっとアピールしたいと思う企業は多いのではないでしょうか?

「インスタグラムを個人で利用したことはあるけれど、企業で利用するには何を準備したらいい?」
「運用の仕方がわからない」
など、いざアカウントを登録しようとした際に不安に思う点もあるのではないでしょうか?

今回は、インスタグラムの企業アカウントの作成方法や運用のコツをご紹介します。

まだインスタグラムを使っていない方はぜひご一読いただき、この機会に企業のアカウントを作成してみてください。

フォロワーを自動で増やす!

インスタツールTOP3

企業アカウント作成のメリット

企業アカウント作成のメリット

企業がインスタグラムでアカウントを作成するメリットは、主に次の3つです。

  1. コストを抑えたプロモーションができる
  2. コミュニティができる
  3. 販売ができる

プロモーション費用のコストカット

インスタグラムのアカウントは無料で作成できます。

さらに、インスタグラム内の宣伝や広告を使い、自社の投稿をフォロワー以外のユーザーに届けることも可能です。

今までは、マスメディア(テレビCMや雑誌)へ高額な広告費用を支払い、自社製品を宣伝することが主流でした。

一方、インスタグラムでは、1日100円から広告を出すことができます。(フォロワー数を増やしたいなど一定の効果を得たい場合は、最低でも1,000円以上は必要と言われています。)

また、テレビCMや雑誌の広告は不特定多数の人に向けて宣伝されるのに対し、インスタグラムはターゲティング機能を使い、広告を届けたいユーザー層に効果的にアプローチできます

インスタグラムを利用すると費用を抑えながら、自社製品やサービスを効果的にユーザーへ宣伝することが可能になります。

コミュニティができる

インスタグラムで発信を続けると、自社製品やサービスに興味や関心のあるユーザーが集まり、コミュニティができます。

コミュニティは、「リピート率の向上・ファン化・ユーザーが友人に自社製品を紹介する」などのメリットがあります。

インスタグラムのミッションは「大切な人や大好きなことと、あなたを近づける」です。

インスタグラムの発見タプに表示される投稿は、ユーザーごとにパーソナライズされています。

ユーザーの興味・関心が高い投稿を優先的に発見タブに表示しているため、投稿に好意的なユーザーが集まりやすくなっています。

投稿し続けることで、自社のファン・製品に好意的なユーザーやフォロワーが増えていきます。

売り上げアップだけでなく、「ウィンザー効果」と呼ばれる第三者からの情報によって信頼性が増し、自社製品やサービスの信用アップも期待できるでしょう。

また直接ユーザーの声を聞ける機会が増え、自社製品やサービスの向上に役立ちます。

販売ができる

インスタグラムのショッピング機能を使い製品の販売ができます。

ショッピング機能は、インスタグラムから商品購入までのステップを短縮し購買率がアップします。

具体的な機能は、「商品タグ」です。

投稿画像に商品タグをつけ投稿します。商品タグをタップすると商品情報にページが移動し、商品が購入できます。

日本での導入時期は未定ですが、海外では、インスタグラムで決済できるシステムが始まっており、直接インスタグラムから購入することができます。

ショッピング機能が充実すると、日本国内でもインスタグラムで買い物を楽しむユーザーが増えることが予想できます。

ショッピング機能を利用すれば、インスタグラムからの売上も期待できるでしょう。

ショッピング機能利用の際は、規約を確認しましょう。

・Instagramショッピングを利用できる国に拠点がある
・Instagramのショップで販売可能な商品を扱っている
・販売者契約とコマースポリシーを遵守している
・ビジネスで所有しているウェブサイトドメインで商品を販売する予定である

参照:Instagramショッピング 設定ガイド

企業アカウント作成準備

企業アカウント作成準備

企業アカウントを運用する前に、アカウントの目標・方向性・ビジネス機能を利用する準備が必要です。

  • KGI・KPIの設定
  • 投稿コンテンツの方向性
  • キャラクター設計
  • Facebookページ

KGI・KPIの設定

KGIはゴール、KPIは中間目標の数値を設定し、運用の目標を決めましょう。

KGI:重要目標達成指標
KPI:重要業績評価指標

インスタグラムを効果的に運用するために、アカウントの目標とその中間地点の目標値を定めます

最終的な目標が「収益のアップ」でも、その企業の認知度によってユーザーへのアプローチ方法や集客方法が異なるため、自社が必要とする目標設定が大切です。

例えば、すでに認知度が高くファンも多い企業の場合は、新規顧客の獲得より、リピート率をあげる目標が求められます。

既存のファンに対して、製品やサービスの新しい使い方や耳寄りな情報などを発信しファンを楽しませます。

いいね数や保存数をKPI/KGIに設定し、投稿の反応率をあげましょう。

新しい企業や製品をアプローチするアカウントの場合は、新規ファンを獲得するための目標が必要です。

認知度を上げるために、フォロワーを増やす具体的なKPI/KGPを設定します。

【KPI:半年後フォロワー1000人 KGI:3年後フォロワー1万人】など、達成可能な現実味のある目標設定が大切です。

「収益アップ」が最大の目標であっても、自社の状況にあったインスタグラムの運用目標が必要でしょう。

KGI・KPIの設定は、アカウント運用をスムーズにするためにも重要な指標です。

投稿コンテンツの方向性

インスタグラムはビジュアルが重要視されるSNSです。

アカウントに統一感があるほど、フォローされやすくなります。

ユーザーがあなたのアカウントに立ち寄った時、統一感が感じられないとフォローせずに立ち去ってしまいます。

投稿コンテンツの方向性を決めてから投稿しましょう。

  • 写真をメインした投稿なのか?
  • お役立ち情報を投稿するのか?
  • 使う色やフォントは?

ターゲットに届く投稿スタイルはどんなものか、あらかじめ決めておく必要があります。

キャラクター設計

企業のキャラクターを設計しましょう

キャラクターを設計することで、口癖や言葉遣い、絵文字の使い方などルールを定め運用でき、投稿に統一感ができます。

またキャラクター設計のメリットは、キャラクター目線の日常や情報の発信でユーザーに親近感を与えます。

さらにキャラクター設計はブレない運用も可能にします。

企業アカウントの運用担当は、ひとりとは限りません。

複数人で投稿・引き継ぎなど担当が変わっても、キャラクターに沿った投稿ができ、アカウントの一貫性が保たれます。

Facebookページ

Facebookページを作成し、インスタグラムと連携するとより多くの機能を活用できます。

ショッピング機能や広告機能を利用したい場合、Facebookページが必要です。

また、Facebookへ同時投稿できるメリットもあります。

ショッピング機能や広告機能を使う予定がある場合は、早めにFacebookページを用意しておくといいでしょう。

企業アカウント作成方法

新規登録をしアカウントを作成します。

1. Instagramのアプリをダウンロード
2. 新しいアカウントを作成
3. ユーザーネーム・パスワード・電話番号/メールアドレスを登録

インスタグラムでアカウントを登録したら、必ずプロアカウントに切り替えましょう

1. プロフィール画面、右上のメニューを開き「設定」を選択する
2. 「アカウント」を選択し、下へスクロールする
3. 「プロアカウントへ切り替える」を選択する
4. カテゴリーを選択し、アカウントタイプ「クリエイター」または「ビジネス」を選ぶ
※ショッピング機能はビジネスアカウントのみ利用可能

プロアカウントはビジネス機能を利用できるだけでなく、インサイト機能を使ったデータが閲覧できます。

詳細設定を忘れずに行う

詳細設定を忘れずに行う

企業アカウントを作成したら、詳細設定も行いましょう。

  • プライバシー設定
  • 2段階認証
  • 最低年齢

プライバシー設定

プライバシー設定では、タグ・メンション・ストーリーズ・メッセージの設定ができます。

公開範囲やタグ付け・メンションの可能なユーザー範囲、メーセージの受信範囲などを設定します。

アクティビティのステータス設定は、アカウントの所有者が「今」インスタグラムを使用しているかどうか、最後に使用したのはいつかなどを表示する機能です。

すぐの対応・返答が難しい企業アカウントの場合、アクティビティのステータス設定をOFFにしましょう。

「返答が遅い」などのクレームを防げます。

各種設定方法
1. プロフィール画面、右上のメニューを開き「設定」を選択する
2. 「プライバシー設定」を選ぶ
3. 各項目を選設定する

プライバシー設定

詳細設定

2段階認証

アカウントの乗っ取り防止のために、二段階認証を設定しましょう

二段階認証は、認証アプリ・またはSMS認証のどちらかを選び設定ができます。

設定後、表示される「バックアップコード」はスクリーンショットをとり、大切に保管しましょう

1. プロフィール画面、右上のメニューを開き「設定」を選択する
2. 「セキュリティ」を選ぶ
3. 「二段階認証」を選択する
4. ログインコードの取得方法を選ぶ
5. 画面の指示に従い設定をする
※参照:Instagramヘルプセンター

最低年齢

アカウントの閲覧を年齢で制限できます。

酒類やタバコなど年齢制限のある製品を取り扱っている場合、閲覧できる最低年齢を制限したい場合、設定するといいでしょう。

1. プロフィール画面、右上のメニューを開き「設定」を選択する
2. 「ビジネス」または「クリエイター」を選ぶ
3. 「最低年齢」を選択する
4. デフォルト(全ての国に適用)または国別で最低年齢を設定する
参照:Instagramアカウントに年齢制限を設定する

企業アカウント運用3つのコツ

企業アカウント運用3つのコツ

毎日投稿するだけでは、インスタグラムを活用しきれていません。

そこで、アカウントを運用するコツを3つご紹介します。

  1. ファンとの交流を深める
  2. フォロワーを増やす
  3. スタッフアカウントの活用

ファンとの交流を深める

インスタグラムは、コミュニケーションツールです。
自社製品やサービスに興味のあるユーザーやフォロワーと積極的に交流しましょう。

例えば、以下の方法で交流ができます。

  • 投稿のコメントやいいねへ返信
  • フォロワーの投稿にいいねやコメント
  • ストーリーズでのアンケートや質問ボックスの利用
  • インスタライブをする
  • キャンペーンを企画する

ポジティブなアクションを増やし、ファンとの交流を深めると、エンゲージメント率も高くなります。
エンゲージメント率が向上すると、インスタグラムで他のユーザーに発見されやすくなり運用が効果的に回り始めます。

フォロワーを増やす

フォロワーを増やしましょう

インスタグラムは、シェア機能がなく拡散性がありません。

投稿し続けるだけでは、なかなかフォロワーが増えず、インスタグラムの集客効果を感じられないでしょう。

  • 他の投稿にいいね!をする
  • 気になるユーザーをフォローする
  • 投稿の最終画像でフォローをお願いする
  • キャプションにアカウント名を載せプロフィールへ誘導する

以上の方法で、コツコツフォロワーを増やすことができます。

さらに、ペースをあげてフォロワーを増やしたい場合は、積極的に広告機能を使って露出を高めたり、自動いいねツールを使い、ユーザーへアプローチしましょう。

スタッフアカウントを活用する

社員やスタッフも情報発信をはじめましょう。

企業アカウントでは発信ができない、スタッフ目線での投稿や顧客・ユーザーとのコミュニケーションが狙いです。

企業アカウントより、社員やスタッフのアカウントは親近感があり、ユーザーとの距離感が近くなります。

アパレルや美容室では、スタッフが店名などを表記し、コーディネートやスキル、店舗について紹介するスタッフアカウントが多くあります。

自社の服を使ったコーディネートの紹介はもちろん、メイクやライフスタイルも合わせて発信していくことにより、信頼やスタッフのファンも増えるでしょう。

社員やスタッフの情報発信は、企業アカウントの認知・自社製品の売り上げアップに効果的です。

まとめ

企業アカウント作成のまとめ

多くの企業がインスタグラムでアカウントを作成し、自社製品やサービスについて発信しています。

企業がインスタグラムのアカウントを作成するメリットは以下の3つです。

  1. コストを抑えたプロモーションができる
  2. コミュニティができる
  3. 販売ができる

アカウント作成前に、以下4つの点について検討するといいでしょう。

  • KGI・KPIの設定
  • 投稿コンテンツの方向性
  • キャラクター設計
  • Facebookページ

実際に運用を始めたら、次の3つのコツを参考にインスタグラムを活用しましょう。

  1. ファンとの交流を深める
  2. フォロワーを増やす
  3. スタッフアカウントの活用

インスタグラムは無料ですぐに登録ができます。

今後もビジネスに利用できる機能が拡大されると予想されるインスタグラムです。

ぜひこの機会にインスタグラムでの発信をはじめて見てください。

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少しでもSNSについてお困りごとがありましたら、ぜひSNS仲人をご活用ください!

この記事を書いた人

岩田裕美

三浦 眞那美

都内在住、二児の母。
バンクーバー・シアトルへ留学後、医療・金融業界にて10年間従事。
ライターへ転身後、Instagramマーケティングを勉強中。

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記事の監修者

   AKI TOKUDA
   

AKI TOKUDA

ファッション業界にて10年、全国の百貨店・ファッションビルの新店舗立ち上げから、不採算店舗の立て直しなど、ファッション関係の数値管理・MD・マーケティングに従事。グループ会社表彰式にて数回最優秀賞・優勝賞を受賞。 その後、大手企業はじめSNSマーケティングを軸としたブランディング、世界観創りを行う。

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