飲食店のインスタ集客のポイントと参考事例を紹介

飲食店のインスタ集客のポイントと参考事例を紹介

「インスタグラムを使って、売上を伸ばしたい」と思っている飲食店のオーナーさんもいるのではないでしょうか?

今回は、飲食店のインスタグラムの活用方法をご紹介いたします。
すでにインスタグラムを活用している飲食店の方も、運用方法の見直しのチェックにお役立ていただけましたら幸いです。

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飲食店がインスタグラムを使って集客できる理由

飲食店がインスタグラムを使って集客できる理由

まず、飲食店がインスタグラムを使って集客できる理由をまとめました。インスタグラムを使ってみようか悩んでいる方は、参考にチェックしてみてくださいね。

発信が手軽

インスタグラムは、無料でアカウントが開設でき、簡単に発信ができる点がメリットです。

例えば、ホームページは開設にサーバーのレンタル料や制作費用がかかることがあります。

インスタグラムはスマホから手軽にアカウント登録ができます。さらに、投稿もスマホから簡単にでき、投稿の際に使用するフィルターもインスタグラムのアプリ内で活用できるため、加工も簡単です。

視覚的な情報

写真や画像、動画による投稿で、情報を的確に伝えられます

人は、55%もの情報を視覚から得ているとするメラビアンの法則があるほど、視覚的な情報は人に影響を与えています。

写真や動画に文章を合わせて投稿するインスタグラムは、一度に多くの情報をユーザーに与えることが可能です。

特に動画は、写真よりも情報量が多くなります。インスタグラムのリールやストーリーズを活用して、おすすめメニューの紹介や店内の様子などの発信に活用できます。

検索される

インスタグラムでハッシュタグ検索するユーザーもたくさんいます。

また、最近では、インスタグラム内でキーワード検索もできるようになりました。ハッシュタグ検索は1単語のみ検索可能ですが、キーワード検索は2単語以上で検索できます。

位置情報などから、検索することも可能なため、自宅や勤務地近くの飲食店情報をチェックしているユーザーもいるでしょう。

以下のデータによると、インスタグラムの利用率は42.3%です。投稿したり書き込みをお子なる割合は16.7%になっています。半分以上の人は、他のユーザーの投稿をみている人が多いことがわかります。

参照ページ:総務省 令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書

コミュニケーションができる

集客ができるとしてSNSがビジネスにも活用されていますが、本来SNSはコミュニケーションツールとして開発されています。

そのため、フォロワーやお客様とコミュニケーションを取ることが可能です。例えば、「フォローしているユーザーの投稿にいいねやコメントをする」「DMで直接メッセージのやり取りをする」などです。

飲食店は、来店前後に直接お客様とコミュニケーションを取れる機会はなかなかありません。

インスタグラムを活用すれば、見込み客の「行ってみたい」という好奇心を促します。来店後のコミュニケーションを取ることで、リピーターの獲得も期待できるでしょう。

インスタグラムを通じてコミュニケーションを深めることで、お客様の信頼性や親密度が深まる効果が見込めます

口コミの信頼性

インスタグラムには、飲食店に訪れたことを紹介するユーザーの投稿がたくさんあります。その投稿は口コミとして、フォロワーや友人家族に広がります。

情報がたくさんある現代では、近しい関係にある人の情報を特に信用している傾向があります。

以下の表は、情報源の信用度を表した調査結果です。

テレビやラジオなどの従来のメディアの次に、「友人・知人・家族のクチコミ」の信用度が高くなっています。

信頼性のデータ

参照ページ:「もっと知りたい、Z世代。 ~情報・人との接し方とは~」

インスタグラムでフォローしているユーザーや友人の投稿は、情報の信頼性を高めます。インスタグラムに投稿された情報は、フォローしているユーザーや友人であるほど、信頼性が高い情報として扱われています。

飲食店の集客できるインスタグラム運用のポイント

飲食店の集客できるインスタグラム運用のポイント

次に、飲食店のインスタグラム運用のポイントを紹介します。

ひとつずつチェックしていくことで、アカウントの改善ができ、フォロワーや見込み客とのつながりができる効果があります。

プロカウント

インスタグラムのアカウントを開設後は、プロアカウントに変更しましょう。個人アカウントとの違いは、発信した投稿に対してのデータを数値化できる点です。

インサイトと呼ばれる、無料のデータ分析ツールを活用できます。

インサイトでは、フォロワーの属性(男女比・年齢など)・インプレッション数(投稿の表示された数)・投稿をみられた経路(ホーム・発見タブなど)などが数値化されて閲覧できます。

これらの数値は、アカウント改善に役立ちます。例えば、ターゲットユーザーが女性に設定して投稿していた場合、フォロワーに男性が多いデータの際は、適切なターゲットユーザーに投稿がみられていないことがわかります。

投稿の表示回数が多いにもかかわらず、いいねや保存数が少ない場合は、投稿内容を改善する必要があるでしょう。

このように、インサイトの数値をチェックして、投稿やアカウントの改善が可能になります。

プロアカウントの設定方法は以下の通りです。

1. プロフィール画面、右上のメニューを開き「設定」を選択する
2. 「アカウント」を選択し、下へスクロールする
3. 「プロアカウントへ切り替える」を選択する
4. カテゴリーを選択し、アカウントタイプ「クリエイター」または「ビジネス」を選ぶ

プロフィール

プロフィール欄を作り込みましょう。

プロフィール欄は、投稿に興味を持ったユーザーが一番はじめに目にするポイントです。

パッとみたさいに、読みやすく内容がわかりやすいく記載することが大切です。

箇条書き・改行を使うこと、内容が分かりやすく簡潔に書けます。

飲食店のプロフィールには、

  • ジャンル
  • 住所
  • 営業時間・定休日
  • ホームページのURL

などを掲載しておくことがおすすめです。

投稿内容・頻度

投稿内容は、ターゲットを決めて作成することが重要です。

女性に来店してほしい。学生に来てほしい。など、店舗によって、来てほしい客層は異なるでしょう。

それぞれターゲットの好みに応じて、投稿内容を作成するとインスタグラムの集客効果が高まります。

例えば、女性に来店してほしい場合は、おしゃれな内装や料理の写真にいいねをする傾向があります。学生に来てほしい場合は、価格帯が安い料理やインスタグラムに投稿したくなるインパクトのある料理など、紹介する料理や仕方も変わります。

投稿頻度は、1日1回または週2回などがおすすめです。定期的に発信することで、いいねの数が増え、フォロワー以外のユーザーが発見タブから投稿を見つけられるようになります。

さらに、投稿数が増えることで、インサイトで見られるデータも増え、アカウントの改善に役立つでしょう。

写真の撮り方

料理や店舗の内装など、写真の撮り方にもこだわりましょう。

インスタグラムは、投稿された1枚目の写真をみて、ユーザーが興味を持つかどうかが決まります。

おしゃれな写真・目をひく写真を取ることで、ユーザーの注目度も上がるでしょう。

スマホでも、簡単に写真が撮れる時代ですが、構図や採光に注意して写真を撮るとより美しい写真が出来上がります。

統一感のある写真は、写真を見たフォロワーが「あのお店の投稿だ!」と見つけてもらいやすくなるメリットもあります。

継続力

インスタグラムは継続することが重要なポイントです。

集客には、定期的な投稿を数ヶ月〜1年以上つづける必要があります。

継続することで、店舗への興味関心や信頼度が高まり集客につながる効果が期待できます。しかし、毎日更新するのは他の仕事もあり、手が回らないといった場合もあるでしょう。

インスタグラムには、ストーリーズという24時間で投稿がきえる機能があります。このストーリーズ機能を更新するだけでも、フォロワーとの交流が可能です。リアルタイムな店舗の状況やキャンペーンなどに活用できます。

ストーリーズ機能もあわせて、継続的に発信することでお店の信頼度を高めましょう。

飲食店がインスタグラムを活用するコツ

飲食店がインスタグラムを活用するコツ

飲食店がインスタグラムを活用するコツを紹介します。

ストーリーズ機能の活用

先ほど、紹介したストーリーズ機能です。

ストーリーズは、投稿後24時間で消える機能のため気軽に発信が行えます。また、リアルタイムな発信や短期間のキャンペーンのお知らせなどにも有効です。

フィード投稿は、宣伝に近い投稿は避けられる傾向があります。ストーリーズであれば、投稿後消える点とリアルタイムな情報が届けられる点を活用することで、宣伝にも効果が期待されます。

もし、24時間以上投稿を保存しておきたい場合は、ハイライトと呼ばれる機能の使用がおすすめです。

投稿内容に合わせて分類でき、プロフィール欄に掲載できるため、24時間後も投稿をみてもらうことが可能です。

ハッシュタグ

投稿には、ハッシュタグをつけて投稿しましょう。

ハッシュタグは、お店のジャンルや場所などがわかる内容がおすすめです。

例えば、ラーメン店であれば、お店の場所+ラーメンとしたり、お店の名前をそのままハッシュタグとして活用することも有効です。
「ラーメン好きな人と繋がりたい」などの文章のハッシュタグも使ってみてください。

ハッシュタグの例
#東京ラーメン
#新宿ラーメン
#塩ラーメン
#店舗名
#ラーメン好きな人と繋がりたい
#ラーメンランチ

リールの活用

リールは、1分以内の短い動画投稿のことです。

写真や画像の投稿に比べて、リール投稿は露出が高いことが特徴です。お店の様子や作る過程などをテンポよく見せることで、お店のアカウントの認知度が高まる効果が期待できます。

リールは、最初の1〜3秒で動画の続きを見るかどうかを決められていると言われます。テンポ良くシーンが切り替わる動画や、早送りして料理を作る動画などが人気です。

人気のリールをチェックし、ユーザーに見られるリールを作るとアカウントの認知度が高まるでしょう。

他のSNSとの連携

TwitterやFacebookを利用している場合、インスタグラムの投稿を他のSNSでもお知らせすることで、認知度を高められます。

Facebookはインスタグラムのアカウントと連携することで、同時投稿が可能です。Twitterは、インスタグラムの投稿URLを貼ることで、投稿更新のお知らせができます。

他のSNSでいいねを押してもらえれば、まだ店舗を知らないユーザーへインスタグラムのアカウント情報が届くことも期待できます。

他のSNSも有効活用し、認知度を高めましょう。

タグ付け

店舗のアカウントをタグ付けして投稿したり、ユーザーにダグ付けをして投稿してもらいましょう。

タグ付けとは、投稿に友人や自分のアカウントを知らせることができます。

投稿に店舗のタグを付けるた場合は、投稿からプロフィール欄にすぐに移動できます。

他のユーザーがタグ付けし投稿した場合は、ユーザーのフォロワーがタグづけされたアカウントに手軽に移動可能です。

このように、タグ付けして投稿することで、自然に宣伝できる効果があります。

また、位置情報も投稿につけましょう。位置情報を付けることで、地図機能から投稿を見つけてもらう可能性が増えます。

飲食店のインスタグラム活用事例の紹介

飲食店がインスタグラムを活用するコツ

最後に参考にしたい飲食店のインスタグラムのアカウントを紹介します。

loose kyoto

おしゃれな写真が目をひく京都にあるカフェのアカウントです。

写真の撮り方が統一されている点が特徴です。

ウッドテイストのテーブルに、商品であるコーヒーやドーナツを配置し写真を撮っています。店舗の壁の白さや食器の白の色合いも、統一感を出すために効果的に取り入れられています。ドーナツを作る様子など、商品以外の写真もありますが、違和感がありません。

世界観統一の参考にしたいアカウントです。

loose kyoto

@loosekyoto

ブルーボトルコーヒー

コーヒーや料理など、店舗の紹介が投稿のメインです。中にはイベントのお知らせの投稿もありますが、写真の露出度や明度などが統一されています。

おしゃれな写真を投稿に使用し、キャプション(本文)にはイベントや商品について宣伝している投稿も、宣伝感がなく自然にPRしています。

ストーリーズのハイライト機能も多数活用しているので、参考になるポイントが多いアカウントです。

ブルーボトルコーヒー
@bluebottlejapan

サブウェイ

サブウエイは、画像を活用した投稿が特徴的です。

サブウェイが連想される黄色や緑を使った画像で、可愛らしいポップな雰囲気のアカウントになっています。キャンペーンのお知らせも、他の投稿のテイストに合わせて宣伝色を感じられにくい工夫がされています。

画像を活用したい飲食店の方は、ぜひ参考にしたいアカウントです。

サブウエイ

@subwayjp

まとめ

インスタグラムは初期費用がかからず、店舗の情報を発信できる点がメリットです。しかし、インスタグラムでの集客には、時間がかかったり投稿内容を改善したりと長期的な運用が必要です。

集客効果を高めるために、インスタグラムの基本設定を必ずしましょう。

  • プロアカウント
  • プロフィール欄

その上で、写真の撮り方や投稿内容を改善しながら、店舗のアカウントを作り込んでいきましょう。

  • ストーリーズ機能の活用
  • リール機能の活用
  • タグ付け・位置情報
  • ハッシュタグ
  • 写真の撮り方

ぜひ本記事が、お役に立てましたら幸いです。

この記事を書いた人

岩田裕美

三浦 眞那美

都内在住、二児の母。
バンクーバー・シアトルへ留学後、医療・金融業界にて10年間従事。
ライターへ転身後、Instagramマーケティングを勉強中。

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記事の監修者

   AKI TOKUDA
   

AKI TOKUDA

ファッション業界にて10年、全国の百貨店・ファッションビルの新店舗立ち上げから、不採算店舗の立て直しなど、ファッション関係の数値管理・MD・マーケティングに従事。グループ会社表彰式にて数回最優秀賞・優勝賞を受賞。 その後、大手企業はじめSNSマーケティングを軸としたブランディング、世界観創りを行う。

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