「ハッシュタグを付けて投稿したことがない」
「実はハッシュタグの付け方をよく知らない」
「インスタで効果的にハッシュタグを使う方法は?」
インスタのハッシュタグ機能を使いこなせていないという方は多いのではないでしょうか。
この記事ではインスタのハッシュタグの付け方を紹介します。インスタでは、多くのターゲットに見てもらうためにハッシュタグの活用が重要です。ハッシュタグでつながったり検索されたりすることで、フォロワー以外にも認知してもらえる可能性があるからです。
効果的なハッシュタグを選ぶ方法や使い方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
ハッシュタグとは
ハッシュタグはInstagramやTwitter、Facebookなどで使われる「#マーク」+「キーワード」を意味します。「#マーク」を付けてキーワードをタグ化することで、投稿を分類したり検索したりできるようになります。
Instagramのハッシュタグとは
インスタのハッシュタグはフィード投稿だけでなく、ストーリー、リール、IGTVで使用可能です。ハッシュタグは共通の興味や関心を持つ人とつながったり、検索して見つけてもらうために使われます。
例えば、スタバが好きな人が「#スターバックス」というハッシュタグ付きの投稿を見ていたとします。他のスタバ投稿も見たいと思った場合、ハッシュタグをクリックすれば「#スターバックス」を使った他の投稿が表示されます。その中から興味があればクリックして見に行ったり、フォローしたりすることがあるでしょう。
またハッシュタグ検索で見つけてもらうこともできます。ハッシュタグ検索とは、ハッシュタグを使ってインスタ内の投稿を検索することです。例えば「#店名」「#商品名」などのハッシュタグを使って投稿すれば、お店や商品の情報や口コミを知りたい人の検索にヒットする可能性があります。
ハッシュタグの重要性
より多くのユーザーに見てもらうにはハッシュタグを使いこなすことが重要です。前述したように、ハッシュタグを使えばフォロワー以外のターゲットにも投稿を見てもらえます。自分で「いいね」などのアクションをして認知してもらうことなく、見つけてもらうことが可能なのです。
またFacebook Japanによると、日本は他の国と比べてハッシュタグ検索の利用が5倍程度多いようです。そのため検索でヒットするように、ハッシュタグを活用することは重要と言えるでしょう。
さらにインスタのハッシュタグには、タグのフォロー機能があるのも特徴です。例えば「#おすすめ渋谷パンケーキ」というハッシュタグをフォローした場合、このタグを使った投稿すべてがタイムラインに流れます。
つながっていないユーザーの投稿も流れるため、ハッシュタグのフォローをきっかけに投稿を見てもらえたりアカウントフォローしてもらえたりします。
ハッシュタグの付け方
ここではフィード投稿、ストーリーズ、リール・IGTVでのハッシュタグの付け方を解説します。それぞれ入力する場所が異なりますが、基本的な打ち方は同じです。
フィード投稿
フィード投稿方法を参考に、フィード投稿のキャプション入力画面まで進みます。
キャプション入力欄に半角シャープ「#」を打ち、続けてキーワードを入力します。表示される候補からハッシュタグを選択すれば、「#キーワード」の後に半角スペースが自動入力されます。なお候補から選択しなくても、自分で文字入力することも可能です。
またフィード投稿では最大30個のハッシュタグを付けられます。複数付ける場合はそのまま続けて入力するか、改行してから入力します。
シェアボタンで投稿完了後、ハッシュタグが青文字になっていればタグ化できています。
なおフィードで入力する際は以下が注意点です。
- 「#マーク」は半角で入力
- 記号は使用不可
- 絵文字は使用可能
- ハッシュタグの後の半角はあってもなくてもよい
- コメント欄に入力するのも可能
ストーリーズ
ストーリーズ投稿方法を参考に、画像などを選択した後の編集画面まで進みます。ストーリーズでハッシュタグを付ける方法は以下の2つです。
- スタンプ機能を使う
- 文字入れ機能を使う
スタンプ機能を使う
画面上部メニューよりスタンプ機能を選択し、「#ハッシュタグ」スタンプを選択します。
先頭に「#」が表示されたスタンプが表示されるので、続けてキーワードを入力します。スタンプはドラッグすれば任意の場所に移動可能です。確定したら、右上の「完了」ボタンをクリックすれば投稿完了です。
なおスタンプ機能の場合、ハッシュタグは1個までしか付けられません。複数使いたい場合は次の方法で付けるとよいでしょう。
文字入れ機能を使う
画面上部メニューより文字入れ機能を選択し、先頭に「#」を付けてからキーワードを入力します。文字入れ機能の場合、ハッシュタグは最大10個使用可能です。複数のハッシュタグを付ける場合、半角スペースを挿入または改行してから入力します。
リール・IGTV
リールやIGTVもフィード投稿と同様に、キャプション画面にハッシュタグを入力します。入力方法、ルールはフィード投稿と同じですが、投稿後の表示方法が少し異なります。
リールの場合、下部の「続きを読む」をクリックすると隠れているキャプション、ハッシュタグが表示されます。IGTVの場合、画面上の下矢印をクリックするとキャプション、ハッシュタグを確認できます。
効果的なハッシュタグの使い方
ハッシュタグを活用するなら、より多くのターゲットに見てもらえる使い方をしたいですよね。ここでは効果的なハッシュタグの選び方や使い方を紹介します。
ハッシュタグは10個以上付ける
インスタグラムで人気を集めている個人や企業を見ると、ハッシュタグは10個以上使用している傾向があります。
なおフィード投稿では1投稿につき30個まで付けられますが、数が多いほどよいわけではありません。Instagramに関連性が低いと判断された場合、人気投稿画面に表示されにくくなるリスクがあります。
そのため数の多さにこだわらず、投稿に合ったものを選ぶことが重要です。無理に30個選ぼうとせず、関連性の高いものを10個以上選ぶとよいでしょう。
規模や種類の異なるハッシュタグをバランスよく使う
キーワードの規模感や種類がかたよらないように、バランスよく使いましょう。規模感の大きいキーワードは競合が多いため、人気投稿に表示されにくくターゲットに届かない可能性があります。また逆に規模の小さいキーワードの場合、ターゲットを絞りすぎて届かない可能性があるでしょう。
ハッシュタグの種類には、規模感によって以下の呼ばれ方があります。例えば新宿のパンケーキ店について投稿する場合、「#新宿」「#カフェ」「#スイーツ」といったハッシュタグばかりだとビッグワードにかたよってしまいます。例のようなハッシュタグをバランスよく使用するのがおすすめです。
- ビッグワード:投稿数10万件(例:#新宿カフェ)
- ミドルワード:投稿数1万〜10万件(例:#新宿スイーツ)
- スモールワード:投稿数1万件未満(例:#新宿パンケーキ)
既存のハッシュタグを参考にする
ハッシュタグを考える際、既存のハッシュタグを参考にするとよいでしょう。
- タグ検索をしてみる
- 競合アカウントやインフルエンサーが付けているタグを参考にする
- よく使われるハッシュタグを使う
タグ検索をしてみる
発見タブにキーワードを検索すると、ハッシュタグ候補や投稿数が表示されます。前述のように規模感のバランスを意識しながら、関連性のあるものを選ぶとよいでしょう。
また候補の中からクリックすると、そのハッシュタグを使った投稿が表示されます。トップ画面に表示されるのはよく見られる人気投稿です。そのため、人気投稿が他にどんなハッシュタグを使っているのか、投稿内容を見てみるとよいでしょう。
競合アカウントやインフルエンサーが付けているタグを参考にする
ターゲットがよく見ていそうな競合アカウントやインフルエンサーが使っているハッシュタグも参考になります。
なお参考アカウントのハッシュタグをコピーしてテンプレ化したい場合がありますよね。その場合、Instagramアプリではキャプションをコピーできないため、以下の手順でコピーする必要があります。
- 投稿画面右上の三点マークをクリックし、「リンクをコピーする」を選択します。
- Safariなどブラウザ画面を開き、コピーしたリンクを貼り付けて開きます。
- ブラウザ画面だとキャプションのハッシュタグ部分をコピーできるようになります。
なおテンプレ化するといっても、人気投稿と同じものを使えばよいというわけではありません。参考にしながら、投稿に合ったものを選びましょう。
よく使われるハッシュタグを使う
店名など固有名詞以外に、以下のようなハッシュタグがよく活用されています。特にコミュニティ系のハッシュタグは、共通の関心を持つ人同士がつながりやすいです。投稿に合ったものを活用してみるとよいでしょう。
- 【場所+業態名】例)新宿カフェ
- 【おすすめ+業態名】例)おすすめカフェ
- 【コミュニティ系】例)スタバ好きな人と繋がりたい
なおハッシュタグの選び方の詳細を知りたい方は、下記記事をご覧ください。
オリジナルのハッシュタグをユーザーに使用してもらう
自社商品やサービスを持つアカウントの場合、オリジナルのハッシュタグをユーザーに使ってもらう戦略も有効です。最近では特に、一般ユーザーからの口コミが信頼性を上げる傾向にあります。
そのため自社が情報発信するだけでなく、ユーザーによる口コミを活用すればより多くのターゲットに届くでしょう。ユーザーにハッシュタグを使ってもらう戦略として、例えばキャンペーン戦略があります。
「#〇〇のある暮らし」のような自社商品をテーマにしたハッシュタグと写真をユーザーに投稿してもらい、抽選でプレゼントや公式サイトへの掲載を特典にするようなものが一例です。
また影響力の高いインフルエンサーにハッシュタグ投稿をしてもらうことも、拡散する一つの戦略です。
ハッシュタグの付け方でよくある質問
ハッシュタグを使用する際によくある質問を5つ解説します。
投稿完了しても文字が青くならない
通常ハッシュタグは青文字になってリンク化されますが、文字が青くならないという声があります。ハッシュタグを正しく使えていない可能性があるため、以下について再確認しましょう。
記号は使っていないか?
%や@など記号はハッシュタグには使用できません
先頭は半角「#」になっているか?
全角「#」や「♯(シャープ)」と混同しやすいため、再確認してみましょう
キャプションまたはコメントに付けるかで違いはあるか?
キャプション以外にコメントに入力しているものも見かけますが、ハッシュタグ効果の違いはありません。なおたくさん付ける場合、コメント欄に書いた方がキャプション欄がすっきり見えるといった見た目の違いはあります。
またキャプションは後から編集できますが、コメントは編集不可です。そのためコメントに書いたハッシュタグを変えたい場合、いったん削除して新規コメントする必要があります。
見た目や使い勝手の好みに応じて使い分けるとよいでしょう。
複数のハッシュタグの間に改行や空白は必要なのか?
フィード投稿の場合、ハッシュタグとハッシュタグの間に改行や空白がなくても問題ありません。「#キーワード#キーワード#キーワード」のように続けて入力しても正常にタグ化はされます。
なおストーリーでは、連続入力するとハッシュタグとして認識されず、間に空白か改行が必要です。フィードとストーリーで異なるため注意しましょう。
プロフィール欄にハッシュタグは付けられる?付け方は?
プロフィール欄にも付けられますが、検索にはヒットしません。そのためプロフィールに付けても意味がないという声もあります。なお付け方はフィード投稿と同じで、複数付ける際は半角空白や改行を入れなくても機能します。
空白行を入れて改行できない
すっきり見せるためにハッシュタグの間に空白行を入れて改行したい場合がありますよね。しかし使い方によってはできないケースがあります。
1.コメントで空白行を入れられない
キャプション文中には「改行」キーで空白行を入れられますが、コメント欄では同じやり方でできません。入力欄で空白行を入れても、空白行が削除された状態で反映されます。
例えば1行目に「#スタバ」2行目に空白、3行目に「#スターバックス」と入力しても、2行目は削除されてしまいます。その場合、「空白」キーを押してから「改行」キーを押すと空白行を挿入できます。
- 1行目に「#スタバ」を入力し改行する
- 2行目で「空白」キーを押した後、改行する
- 3行目に「#スターバックス」を入力して投稿する
2.キャプションやコメントの冒頭に空白行を入れられない
キャプションやコメントの冒頭には、1の方法でも空白行は入れられません。しかし1行目の入力値は「名前」の横に表示されるため、空白行を入れたい場合があるでしょう。その場合、外部アプリ「改行くん」を使えば入力値どおりに反映できます。
ハッシュタグを活用してInstagramを楽しもう
今回はハッシュタグの付け方や効果的な使い方を紹介しました。ハッシュタグをクリックすれば同じタグを使った投稿を表示できるため、同じ趣向の人に見てもらえたりつながれたりします。
また日本は特にハッシュタグ検索を活用するユーザーが多いため、ハッシュタグを使いこなすのは重要です。ハッシュタグの数や選び方のポイントをおさえれば、より多くのターゲットに見てもらえるようになるでしょう。
ハッシュタグの付け方や効果的な使い方のポイントを参考にして、ハッシュタグを活用してみてくださいね。