インスタグラムのストーリーズを日常的によく見ているという人はたくさんいるのではないでしょうか。
手軽に投稿でき、気軽に見れるストーリーズ。日本国内では約70%のユーザーが利用しています。
そのストーリーズ投稿の合間に、つい興味が惹かれ見入ってしまった広告があるというユーザーも少なくないはずです。
インスタグラム広告は、ストーリーズにも広告を表示できます。
今回はストーリーズ広告について解説します。
たくさんのユーザーが利用するストーリーズに広告を表示すれば、認知度アップや集客の期待ができるでしょう。
ストーリーズ広告は普段フィード欄をあまり見ないユーザー層へも、あなたの製品やブランドをアピールできるチャンスがあります。
ぜひ最後までご一読いただき、ストーリーズ広告を活用してくださいね。
ストーリーズ広告とは
ストーリーズ広告とは、インスタグラムのストーリーズに表示される広告です。
ユーザーのストーリーズ投稿の合間に広告が表示されます。
そのため、他のユーザーの投稿を見ているように自然と広告が目に入りやすくなります。
見る側も発信する側のユーザーも気軽に利用しているストーリーズに広告を出すと、以下のメリットが期待できます。
- 自社製品やブランドを知らなかったユーザーへアプローチができる
- 興味関心度が高い状態で、商品ページへの誘導が可能
- スマホのフルスクリーンサイズで、ユーザーの興味関心を惹きつける
ストーリーズ広告の種類
ストーリーズ広告は、画像・動画・カルーセル広告・コレクション広告の4種類です。
画像 | 画像や写真1点 | 表示時間:5秒間 |
動画 | 1秒〜60分間の動画 | 表示時間:10秒以下 10秒以上は分割で表示される。さらに表示する場合は「続きを見る」をタップする。 |
カルーセル | 最大10枚の画像や動画 | 1〜5枚以降は「ストリーズを開く」をタップする。
それぞれの画像や動画にリンクの設定が可能 |
コレクション | メイン画像と2点のサブ画像 | コレクション広告をタップすると商品詳細が表示される |
画像による商品詳細やブランドの紹介、動画や音声を使った広告で商品の使い方やブランドストーリーを伝えるなど、広告の目的に合わせた広告の種類を選択しましょう。
ストーリーズ広告の特徴
ストーリーズ広告の主な特徴は以下の3点です。
- フルスクリーン
- CTAボタン
- 広告感が薄い
フルスクリーン
スマホ画面いっぱいに表示されるサイズ感は、ストーリーズ広告の最大の特徴です。
画面全体でダイナミックに広告を表示できます。
他のストーリーズ投稿の合間でもスマホ画面を占有でき、以下のメリットが期待できます。
- ユーザーの目につきやすい
- 商品やサービスの案内、ブランドストーリーを表現しやすい
フィード欄へ表示する広告に比べ、ストーリーズ広告はフルスクリーンでスマホ画面いっぱいに表示されます。。
画面全体を使って広告を表示できるため、ユーザーの興味関心を引きつけやすいことが特徴です。
CTAボタン
ストーリーズ広告のCTAボタンはユーザーがアクションしやすい特徴があります。
CTAボタンとは、コールトゥアクションボタンと呼ばれます。
「詳しくはこちら」「購入する」「問い合わせる」など、ユーザーの次のアクションを促す目的でCTAボタンを設定します。
ストーリーズ広告で表示されるCTAボタンは、上向き矢印も同時に表示されています。
下から上に向かってスワイプしやすい案内表示は、ユーザーがアクションをしやすい設計です。
広告に興味をもったユーザーがスワイプすることで、インスタグラムから手軽に外部サイトへ移動ができます。
広告感が薄い
ストーリーズ広告は、他のユーザーの投稿の合間に表示されるため、広告と気づきにくい点が特徴のひとつです。
他の投稿と変わりなく、自然と広告を目にすることができます。
ユーザーは広告色が強いと判断した場合、その広告をスルーしたりスキップしたりと、広告から避ける行動をとります。
けれど広告感が少ない場合、以下のような利点があります。
- 興味をもって最後まで見てもらえる
- 広告の内容を受け入れてもらえる
せっかくの商品説明やブランドストーリーの広告も見てもらわなければ、ターゲット層に届きません。
ユーザーに広告が届きやすい点もストーリーズ広告の特徴です。
ストリーズ広告作成のポイント
では、ストリーズ広告をより見てもらいやすくするには、どんなポイントに気をつければいいでしょうか?
3つのポイントをご紹介します。
- サイズ
- 音声
- ユーザー目線
サイズ
ストーリーズ広告のサイズは、「アスペクト比9:16」が推奨されています。
9:16のアスペクト比は、スマホ画面全体で表示されるサイズです。
フィード投稿で使われる正方形サイズも、ストーリーズ広告で利用可能です。
けれど、ストーリーズ広告の特性を最大限活かしたフルスクリーンサイズの利用が、高い広告効果を期待できます。
音声
音声も取り入れた広告を作成しましょう。
音声を取り入れた広告は記憶に残りやすいメリットがあります。
例えば、テレビから流れるCMの曲やスーパーで耳にする曲など、ふとした時に思い出すような印象的な曲を聞いたことが誰でもあるでしょう。
ブランドのイメージソングを繰り返し流すことで、「その曲を聞いたらこのブランドを思い出す」といった記憶を引き出す効果も期待できます。
音声の効果も取り入れた広告を作り、よりユーザーの印象に残る工夫をしましょう。
ユーザー目線
他のユーザーのストーリーズ投稿に馴染む、広告をつくりましょう。
ストーリーズは日常を気軽に投稿しているユーザーが多いのが特徴です。
また、自分の投稿をストーリーズお知らせしている投稿もあります。
日常感のある写真を使ったり、投稿の紹介のような広告デザインにしたりと、ユーザー目線の広告作りがポイントです。
ユーザー投稿のような広告で、より自然に広告が目に入りやすくなります。
ストーリーズ広告配信方法
ストーリーズ広告の配信方法です。
まず以下の4点を準備しましょう。
- インスタグラムのプロアカウント
- Facebookページ
- インスタグラムとFacebookページの連携
- 広告マネージャー
インスタグラム広告の出し方は以下の通りです。
- 広告マネージャーにログイン
- 広告キャンペーンの作成(目的の設定)
- 広告セットの作成(予算・ターゲットの設定)
- 広告フォーマットの作成(広告画像や動画の設定)
- 支払いの設定
- 広告の公開
広告フォーマットの作成の段階で、広告をプレビュー表示しながら確認ができます。
詳しいインスタグラム広告の出し方は以下の記事をご覧ください。
ストーリーズ広告作成時の注意点
ストーリーズ広告作成時の注意点をご紹介します。
以下3つのポイントに気をつけて、広告素材を作成しましょう。
- CTAボタンの位置
- 最初の1秒がポイント
- 過度なスタンプの使用
CTAボタンの位置
CTAボタンの位置に気をつけましょう。
フルスクリーンサイズが魅力のストリーズ広告ですが、CTAボタンの位置を考えて広告を作成することがポイントです。
広告作成時に、CTAボタンを設置することを忘れてデザインをしてしまうと、大事なテキストやロゴ、伝えたいメッセージがCTAボタンで隠れてしまいます。
インスタグラムの広告ガイドにも以下のように、注意書きがあります。
テキストやロゴなどの重要な要素は、画像の上下それぞれ約14%(250ピクセル)の範囲には配置しないようにしてください。プロフィールアイコンやコールトゥアクションボタンで隠されないようにするためです。
参照:デザインの推奨事項
広告をみたユーザーがアクションを起こしやすいように、CTAボタンの設置は重要です。
けれど注意書きにもあるように、重要なメッセージやロゴが隠れてしまわないよう表示位置に注意し広告を作成しましょう。
最初の1秒がポイント
最初の1秒に気を配りましょう。
ストーリーズは、ユーザーの投稿が次々にテンポよく表示されることが特徴です。
また興味のないストーリーズ投稿はスクロールする、スキップするなど、見られないことも多くなります。
そのため、ユーザーの目を引く広告作成がポイントでしょう。
思わず目が止まる画像や写真、自分ごととして捉えられるメッセージ、動画は最初の1秒で惹きつけるなど、広告を見た瞬間にどれだけユーザーを引きつけられるかがポイントです。
スタンプの使い方
スタンプは使いすぎないようにしましょう。
ストーリーズにはアンケートやリンクスタンプ、GIFや絵文字などのスタンプ機能を追加できます。
アンケート機能はユーザーがアクションしやすく親近感があります。
GIFや絵文字などのスタンプは、投稿に動きや感情を表現できます。
けれど、商品やブランドストーリーを伝える広告にたくさんのスタンプの使用はやめましょう。
広告の内容よりもスタンプに注意がいき、広告の効果が半減してしまいます。
アンケート機能はストーリーズ広告の利用には効果的ですが、広告と質問の内容が食い違うことがないように注意が必要です。
ストーリーズ広告を使ってみましょう
ストーリーズはインスタグラムユーザーが気軽に利用している点が最大の特徴です。
ユーザーのストーリーズ投稿の合間に表示される広告が「ストーリーズ広告」です。
ストーリーズ広告の特徴
- フルスクリーン
- CTAボタン
- 広告感が薄い
ストーリーズに広告を配信すれば、潜在顧客へ商品やサービスをアピールすることができるでしょう。
ストーリーズ広告作成のポイント
- フルスクリーンサイズで作成する
- 音声を取り入れる
- ユーザー目線で作成する
効果的なストーリーズ広告の作成には、以下のポイントも注意しましょう。
- CTAボタンの位置はアピールポイントに被らないようにする
- 最初の1秒でユーザーの目が止まる広告を作る
- 過度なスタンプの使用は避ける
日常的に配信や閲覧をしているインスタグラムのストーリーズ。
自社製品やブランドの認知度アップに、ぜひストーリーズ広告を利用してみましょう。