企業アカウントのインスタグラム活用のポイント

企業アカウントのインスタグラム活用のポイント

インスタグラムで自社や製品のPRをしたい!と思っている企業の担当者の方は多いのではないでしょうか。

けれど「効果的な活用方法がイメージできない」「どんな機能を使ってPRをすればいいか分からない」とインスタグラムは分かるけど、企業アカウントでの活用方法に悩んでいる人もいるでしょう。

今回は、インスタグラムで自社や製品のPRをしたいと考えている人に向けて、インスタグラムの基本情報と活用アイデアをご紹介します。

インスタグラムは、投稿やフォロワーとの交流を楽しむSNSだけではありません。ビジネスに効果的な機能もたくさんあります。

企業でインスタグラムを活用する際の参考にぜひ本記事をご覧ください。

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インスタグラムの特徴

インスタグラムの特徴

インスタグラムは、写真や動画で視覚的に楽しめる投稿が魅力のSNSです。

以前のインスタグラムは映える写真投稿を楽しむ場として、若い世代を中心に流行していました。

現在は、日常の悩み事やビジネスなどの情報収集する手段としても定着しています。

さらに、コロナ禍の影響もあり、インスタグラムをビジネスに活用する企業も増えています。

インスタグラムは個人で楽しむだけではなく、企業やビジネスのプロモーション活動・集客・販促できるSNSとしてますます注目されています。

企業がインスタグラムを活用するメリット

インスタグラム活用のメリット

企業がインスタグラムを活用するメリットをご紹介します。

主なメリットは以下の5つです。

  1. ユーザー数が多い
  2. 認知度が向上する
  3. 集客効果がある
  4. 販促ルートが増える
  5. 採用に活用できる

ユーザー数が多い

2019年3月時点で、日本国内のインスタグラムユーザーは3,300万人と発表がありました。

また、数年前までは20代を中心とした若者が利用するSNSという印象が強いインスタグラムでしたが、最近では40代〜50代の利用者数も増えてきています。

総務省の「令和2年通信利用動向調査の結果」によると、40代・50代のインスタグラム利用率は30%以上です。

令和2年通信利用動向調査の結果

このデータから、インスタグラムは20代・30代だけではなく、幅広い世代で利用されていることがわかります。

ユーザー数の多いインスタグラムを効果的に活用すれば、集客や売上アップが期待できます

認知度が向上する

インスタグラムを活用すると認知度が上がります。

インスタグラムは、写真や動画で投稿するフィード投稿・24時間で消えるストーリーズ・ライブ配信・リールと4種類の方法で投稿できます。

これらの投稿方法を組み合わせて、継続的に発信するとたくさんのユーザーへアプローチが可能です。

フォロワーとのコミュニケーションの積み重ねやインスタ広告を活用して認知度を向上させ、自社や製品のアピールができるでしょう。

集客効果がある

インスタグラムを使って集客ができます

投稿を通して、新しいユーザーがあなたの自社製品やブランドを知るきっかけができます。

また、フォロワーやユーザーとコミュニケーションができるインスタグラムは、ユーザーのファン化につながります。

クチコミによる拡散やリピート率の向上など、ユーザーのファン化は集客の効果を高めるでしょう。

また、インスタグラムには、ユーザーが手軽にアクションできるCTA(コールトゥアクション)ボタンがあります。

問い合わせ・予約などのボタンをプロフィールに設置し、ユーザーの次の行動をうながす工夫ができ、効率的に集客ができます。

販促ルートが増える

インスタグラムのショッピング機能が、ユーザーの購買意欲を後押しします。

ショッピング機能は、投稿に商品タグをつけられる機能です。

商品タグのついた投稿は、商品タグをタップするとその商品の購入ページへ簡単に移動できます。

ユーザーが商品に興味や関心をもった状態で、すぐに購入ページへ移動できる点がメリットです。

アメリカでは、インスタグラムで支払いができる機能が導入されています。

日本での利用開始時期は未定ですが、今後もよりショッピング機能が利用しやすくなることが期待されます。

オンラインでの商品購入が一般的になる中、インスタグラムから自社のネットショップを活性化できるショッピング機能をぜひ活用しましょう。

採用に活用できる

インスタグラムは、企業のPRだけではなく採用活動にも活用できます。

インスタグラムは、ブランドメッセージや社風を視覚的に伝えられます。

会社の雰囲気や働く様子などを写真や動画を使って、会社の魅力を具体的にアピールできるでしょう。

文章だけで企業情報を伝えた場合より、採用したい企業側と人材とのミスマッチを減らせるとして、インスタグラムを採用に活用する企業もあります。

インスタグラムの特徴を活かして、人材採用にも活かしましょう。

インスタグラムを運用する前の準備ポイント

インスタグラムを運用する前の準備ポイント

インスタグラムを運用する前に、アカウントの準備をしましょう。

アカウントの準備が曖昧なまま投稿を始めてしまうと、世界観が不透明になってしまったりフォロワーが伸び悩むなどアカウントの運営が難しいと感じてしまいます。

まず、どんなアカウントにしていくか、社内で明確にしてから運用を開始するといいでしょう。

  1. 運用体制を決める
  2. プロアカウントに切り替える
  3. プロフィールを整える
  4. ターゲットを決める
  5. 投稿の方向性を決める

運用体制を決める

インスタグラムの運用体制を決めましょう。

インスタグラムの運用には、写真や画像の用意・文章の作成・ハッシュタグ・投稿へのコメントの返信やいいね返しなどの作業があります。

簡単そうに見える画像や文章の作成も、時間がかかることもあるでしょう。

必要な作業を明確にし、一定のルールを作ることで作業を効率化できます。

例えば、写真の撮り方や画像で使うフォントを決める・文章の書き方やコメントへの返信ルールです。

ルールを決めておくことで、発信の軸がブレにくくなり効率的に運用できます

プロアカウントに切り替える

アカウントの作成後は、必ずプロアカウントに切り替えましょう。

プロアカウント切り替え方法は以下の通りです。

①プロフィールにあるメニューより設定を選ぶ
②アカウントを選ぶ
③「プロアカウントに切り替える」を選ぶ
※詳しい設定方法は「インスタグラムのプロアカウントとは?設定手順も解説」記事を参考にしてください。

プロアカウントのメリットは、データ分析からアカウントを改善できる点です。

プロアカウントに切り替えると、インサイトというデータを無料で閲覧できます。

アカウントを訪れたユーザー数・投稿のインプレッション数・フォロワーの増減などを簡単に確認できます。

アカウントを運用する上で、数値による改善は必須です。

投稿のいいね数が少ない場合、インプレッション数(表示された数値)を見てみましょう。

インプレッション数から露出を増やすために、フォロワーの投稿にいいねをしてみたり、投稿時間を変えてみるなど対策ができます。

プロアカウントに切り替えインサイトを活用し、アカウントの改善に役立てましょう。

ターゲットを決める

投稿を届けたいユーザーをイメージしましょう。

情報があふれかえっている生活の中で、不特定多数に向けた内容の投稿は目につきにくくなります。

投稿をみたユーザーが「自分のことだ!」「自分にぴったりだ!」と感じる投稿は、印象に残りやすいものです。

たくさんの投稿の中から自社の投稿をみてもらうために、投稿を届けたいユーザーをイメージし投稿内容を考えてみましょう。

投稿の方向性を決める

投稿内容の方向性を決めましょう。

インスタグラムはアカウント・フィード欄の投稿に統一感があるほど、フォローされやすくなります。

統一感のないアカウントはフォローされにくくなるため、投稿の方向性を決めておくことが重要です。

特に投稿の1枚目は、アカウントのフィード欄に並び表示されます。

世界観や統一感を出すためにも投稿のデザインや写真について、詳細に決めておきましょう。

  • 使用する写真のフィルター
  • 画像作成時のルール(フォントや色)

また、定期的な投稿のために、具体的な投稿頻度を決めることも大切です。

企業のインスタグラム活用アイデア

企業のインスタグラム活用アイデア

インスタグラムはフィード投稿やストーリーズ投稿以外にも、企業アカウントで活用できる機能や使い方があります。

ここでは、企業が活用できるアイデアを8つご紹介します。

  • 告知方法
  • ストーリーズ投稿ハイライト
  • ライブ配信
  • オリジナルハッシュタグ
  • キャンペーン
  • UGCの活用
  • インスタ広告
  • ショッピング機能

告知方法

インスタグラムを開設するとフォロワーがなかなか増えないと悩むこともあるでしょう。

他のルートを活用した告知を検討しましょう。

  • 公式サイト
  • 他のSNS
  • 店舗

公式サイトや他のSNSでインスタグラムのアカウントができたことをお知らせしたり、実店舗でインスタグラムアカウントのQRコードを置くなど、他の場所で告知をしましょう。

ストーリーズ投稿ハイライト

24時間で消えるストーリーズ投稿は、ユーザーが気軽に目を通す場所です。

リアルタイムの発信やコミュニケーションもできるストーリーズは、ぜひ企業も活用したいポイントです。

さらにストーリーズを配信した後に、アカウントにハイライトとしてまとめる機能を活用してみましょう。

ストーリーズのハイライトは、プロフィール下にアイコンが表示されます。

ハイライト画像

企業のお知らせやキャンペーン情報などを、24時間で消えた後もハイライトとして残せます。

新しくアカウントを見たユーザーも、情報を手軽に見れるハイライトも活用してみましょう。

ライブ配信

ライブ配信を活用しましょう。

ライブ配信のメリットは、ライブ配信中はストーリーズ表示一覧の一番左端に表示されることです。

フォローしているアカウントが多いユーザーでも、一番左端にライブ配信中と表示されるので、目につきやすく気軽にタップできます。

またライブ配信は商品の魅力や企画発表など、リアルタイムでユーザーと交流ができます。

普段は写真や画像の投稿だけの場合でも、ライブ配信をするとリアルな声や顔を見れるため親近感や信頼性が増します。

オリジナルハッシュタグ

オリジナルハッシュタグを作ってみましょう。

オリジナルハッシュタグとは、自社アカウントで使う特有のハッシュタグです。

たくさんの人が使う通常のハッシュタグとは異なり、ブランドの周知やキャンペーンで使用するハッシュタグです。

例えば、通常「#日本」や「#九州」というハッシュタグを使う投稿があります。JTBではキャンペーンでは「#日本の旬九州」のハッシュタグを使い、一般的なハッシュタグと差別化ができています。

他のケースでは、製品を購入したユーザーにブランドのオリジナルハッシュタグを使って投稿してもらい、ブランド力・認知度アップに活用できます。

キャンペーン

キャンペーンを企画し、認知度アップやフォロワー増加につなげましょう。

インスタグラム内でキャンペーンをすることで、新しいユーザー層やフォロワーとのコミュニケーションが増えます。

キャンペーンの条件はアカウントフォローや投稿へのいいねなど、ユーザーが参加しやすい条件で行いましょう。

複雑な参加条件は、キャンペーンへの参加率が下がるため注意が必要です。

フォロワーの増加や認知度アップが期待できるキャンペーンを効果的に活用しましょう。

UGCの活用

UGCとはユーザーが作った投稿のことです。

UGCはクチコミとして、他のユーザーの参考になります。

第三者の発信は、製品を使用した共感や信頼度が増します。

自社製品を実際に使用したユーザーの投稿を自社アカウントで紹介すると、ユーザーとのコミュニケーションも取れるでしょう。

またリポスト投稿は、投稿作成のコストを削減できるメリットもあります。

オリジナルハッシュタグの利用を広め、ユーザーと親交が深まるきっかけが作れます。

インスタ広告

認知度アップやキャンペーンの宣伝など、広告機能を利用してみましょう。

インスタグラム広告費用は1日1ドル〜と低予算から始められます。

短期間で効果的に広告を利用するには、1ドル〜では広告の効果があまり感じられないかもしれません。けれど、少ない予算でも広告内容を改善しながら継続すると効果が出てくるでしょう。

拡散性が低いインスタグラムでは、広告を活用効率的に認知度をアップさせましょう。

まだアカウントを知らないユーザーへ周知できたり、キャンペーンを宣伝できる効果があります。

ショッピング機能

ECショップをより効果的に活用するために、インスタグラムのショッピング機能を使ってみましょう

パルス消費と呼ばれる、「欲しい!」という直感でものを購入する消費活動が注目されています。

ショッピング機能は投稿に商品タグをつけることで、ユーザーの「欲しい!」気持ちを引きつけたまま、商品購入の外部ページに簡単に移動できます。

ショッピング機能の利用には、Facebookページとの連携、カタログの作成、インスタグラムの審査が必要です。

まとめ

インスタグラムは企業アカウントにとっても、ユーザーとの交流を深められる貴重なSNSです。

インスタグラムのユーザー数や利用者層も増え、ますますたくさんの人とつながれる可能性があります。

また、ショッピング機能の充実、低予算から始められる広告、ライブ配信やクチコミや拡散が期待できるUGCの利用など、ビジネスに効果的に利用できる機能もたくさんあります。

無料でアカウントを開設でき、コストをおさえてPR活動や集客、採用まで幅広く活用できるインスタグラムで、自社や製品のアピールをしてみましょう。

運用方法や投稿内容について、お悩みがありましたら無料相談よりお気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

岩田裕美

三浦 眞那美

都内在住、二児の母。
バンクーバー・シアトルへ留学後、医療・金融業界にて10年間従事。
ライターへ転身後、Instagramマーケティングを勉強中。

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記事の監修者

   AKI TOKUDA
   

AKI TOKUDA

ファッション業界にて10年、全国の百貨店・ファッションビルの新店舗立ち上げから、不採算店舗の立て直しなど、ファッション関係の数値管理・MD・マーケティングに従事。グループ会社表彰式にて数回最優秀賞・優勝賞を受賞。 その後、大手企業はじめSNSマーケティングを軸としたブランディング、世界観創りを行う。

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