「インスタグラマーとはどんな人のこと?」
「インスタグラマーの収益化の仕組みは?」
「誰でもインスタグラマーになれるのか?」
インスタグラマーの存在は知っているけど実態をよく知らない、どうやったらなれるのか、と思っている人もいるでしょう。
今回は、インスタグラマーの定義や特徴を紹介します。また、収益化する方法や目指す方法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
インスタグラマーとは
インスタグラマーはどんな人を指すのか、定義や意味を解説します。
インスタグラマーの定義
インスタグラマーは、Instagramの語尾に「~する人」を意味する「er」を付けた言葉。
デジタル大辞泉では、インスタグラマーを以下のように定義しています。
写真共有サービスのインスタグラム利用者のうち、多数のフォロワーがいて大きな影響力をもつ人たちのこと。
フォロワー数の公式的な定義はないですが、ストーリーズに外部リンクを貼れる機能が追加されるといった理由からも、10,000人を目標にする人が多いようです。
インスタグラマーというと芸能人や有名人をイメージする人も多いでしょう。しかし実際、主婦や高校生など一般人のインスタグラマーもたくさんいます。
インフルエンサーとインスタグラマー
インスタグラマーという言葉と並んで、インフルエンサーという言葉もよく耳にするのではないでしょうか。
インフルエンサーは、「 influence(影響を及ぼす)」の語尾に「~する人」を意味する「er」を付けたもの。SNS を通じて情報発信し、それによって多くのフォロワーに影響を与えてる人を指します。
昨今「インフルエンサーマーケティング」という言葉が使われるように、企業において、インフルエンサーを起用したマーケティングは重要な戦略です。インスタグラマー以外に、ブロガー、YouTuberと呼ばれる人がいるように、それぞれのSNSで影響力の高い人の総称がインフルエンサーと言えるでしょう。
なお、SNSによってインフルエンサーの傾向は異なります。例えばInstagramはビジュアル重視のコンテンツのため、世界観を気に入ってファンになる傾向があります。
人気インスタグラマーの特徴は?
人気インスタグラマーにはどのような特徴があるのでしょうか。 特徴を知って、自分もどんなアカウントを目指すかヒントにしてみてくださいね。
- ジャンルを特化している
- 写真や動画のクオリティが高い
- プロフィール画面に統一感がある
- フォロワーとコメントで交流している
- ハッシュタグを使いこなしている
ジャンルを特化している
ジャンルを特化しているのは、インスタグラマーの特徴の一つ。
特化していると、何を発信しているアカウントか一目で分かりますよね。ユーザーに興味関心がある内容だと思ってもらえば、フォローしてもらえます。また特化するとより濃いファンにフォローされるため、いいねやコメントなどのエンゲージメントが高くなるでしょう。
例えば、ファッション系インスタグラマーの@n.airi_taitoさんは、30代のプチプラコーデで人気を集めています。30代のプチプラファッションが好きな濃いファンが集まり、ファッションセンターしまむらのコラボアイテムをプロデュースするようにもなったようです。
写真や動画のクオリティが高い
インスタグラマーの投稿は、写真や動画のクオリティが高い特徴があります。Instagramはビジュアルがメインのため、写真や動画のクオリティは重要です。
最近はスマホのカメラでも十分きれいに撮れますが、アプリを使ってよりおしゃれに撮影したり加工したりする人も多くいます。インスタ映えする写真を撮ったり編集したりする方法を知りたい方は、下記記事も参考にしてみてくださいね。
プロフィール画面に統一感がある
プロフィール画面に統一感を出すことも重要な要素です。投稿を見て興味を持ってくれた人が最初に見にいくのがプロフィール画面。そのため、プロフィール画面がおしゃれで世界観に統一感があると、フォローしてもらいやすくなるからです。
統一感を出すポイントとしては以下が挙げられます。
- テーマを決める
- 色合いを統一する
- 加工を統一する
- アングルや構図を統一する
- レイアウトを工夫する
フォロワーとコメントで交流している
フォロワーとコメントなどで交流している点もインスタグラマーの特徴です。
フォロワー数60万人を超える@chii158cmさんは、宅トレで有名なダイエット系インスタグラマー。コメント返信したり質問を投げかけたりして交流しており、400件近くのコメントが付くことも。インスタで人気を集めたことでダイエット本を出版し、重版するほどの人気を集めているようです。
また、フォロワーのタイムラインの表示順は、いいねやコメントなどのフォロワーとの関係性が影響します。より見てもらえる機会を増やすためにも、フォロワーと積極的に交流するとよいでしょう。
ハッシュタグを使いこなしている
ハッシュタグを使いこなしていることもポイントと言えます。
ハッシュタグによる拡散は、Instagramの特徴の一つ。より多くのターゲットに見てもらうためには、効果的なハッシュタグを使うことが重要です。
ハッシュタグを使いこなすには、以下のポイントを押さえたいところ。
- ハッシュタグは10個以上付ける
- 規模感の異なるハッシュタグをバランスよく使う
- 競合アカウントやインフルエンサーが付けているタグを参考にする
- よく使われるタグを参考にする
例えば@mizuki_31cafeさんは、簡単レシピを紹介する料理系インスタグラマー。ターゲットが使いそうなハッシュタグを、規模感が違うものを交えながら最低10個以上使っています。
インスグラマーの収入源
インスタグラマーは稼いでいるイメージがありますが、実際どのようにして収益化しているのでしょうか。主な収入源としては、以下の5つがあります。
- 企業の商品やサービスのPR
- 特化ジャンルに関する寄稿
- 自分の商品を販売する
- アフィリエイト収入を得る
- インスタ運用のコンサルをする
- 撮影した写真を販売する
企業の商品やサービスのPR
インスタグラマーの仕事で多いのが、企業の商品やサービスを投稿でPRして広告収入を得る方法です。
企業はインスタグラマーを起用すれば、多くのターゲットにPRできます。またフォロワーと信頼関係を築いているインスタグラマーの口コミなら、広告感を押さえた宣伝が可能です。
なお、報酬は仕事の受け方や案件によって異なります。フォロワーが多いほど企業側から声をかけてくることもありますが、マッチングサイトを活用すれば、自分で案件を探すことも可能。フォロワー数300人でも登録可能なサイトもあります。
特化ジャンルに関する寄稿
インスタグラマーは特化ジャンルを持っているため、そのジャンルに関する執筆も仕事になります。
ファンが多いインスタグラマーに寄稿してもらえばPV数があがるため、メディア側から声がかかることも多いようです。
自分の商品を販売する
自分の商品を販売することでも収益を得られます。なお販売するには自身のECサイトなどに誘導する必要があります。インスタで販売サイトに誘導する方法としては、以下の方法があります。
- プロフィール欄に販売サイトのURLを貼る
- ストーリーズ投稿で商品紹介して商品ページのリンクを貼る
- ショッピング機能を使って投稿写真に商品リンクをタグ付けする
なおストーリーズにリンクを貼る機能は、フォロワーが10,000人以上でないと使えません。
アフィリエイト収入を得る
アフィリエイトリンクをプロフィール欄やストーリーズに貼り、成果報酬型の広告収入を得る方法もあります。
アフィリエイトサイトに登録すれば、誰でも無料で始められますが、何でも紹介するのはおすすめではありません。自身のジャンルやアカウントのブランディングを考えながら行うとよいでしょう。
インスタ運用のコンサルをする
インスタグラマーとしての経験、実績をもとに、コンサルを提供することもできます。例えばフォロワーを増やしたいなど、自身の経験からアドバイスが可能でしょう。
なお個人としてやるか、インスタ運用に関わる企業などに所属するかはそれぞれのようです
撮影した写真を販売する
特徴として挙げたように、インスタグラマーはクオリティの高い写真が求められます。そのため、その写真スキルを活用したりインスタに使用した写真を販売したりして収益化も可能です。
インスタに投稿した写真を販売できるプラットフォーム「Mobileprits」では、写真の販売以外に、写真を使ったグッズ販売などもできます。
収益化の仕組みについて詳細を知りたい方は、下記記事も参考にしてみてください。
人気インスタグラマーを目指すには?
インスタグラマーの特徴や収入源を紹介しましたが、自分も目指せるのか?と思った人もいるでしょう。
ここではインスタグラマーを目指すためのポイントを5つ紹介します。
- ジャンルを明確にする
- 競合を調査する
- フォロワーを増やす
- 分析・改善をくり返す
- フォロワーと交流する
ジャンルを明確にする
まずジャンルを明確にすることは重要です。
どんな人が何を発信していて、何を得られるアカウントなのかが明確でないと、フォローにつながりません。なんとなく日常を投稿していて人気を集めている人は、その人自身にファンが付いているような有名人がほとんど。
一般人がなる場合は、ジャンルを明確にして特化したアカウントにしましょう。
競合を調査する
人気を集めるには、競合アカウントを調査することが重要です。同じターゲットの人気アカウントを調査し、よい点や差別化ポイントを研究するのがおすすめ。
なお有名人や単にフォロワー数が多いアカウントは参考になりません。FF比率が高く、いいねやコメントなどエンゲージメント率が高いアカウントを参考にするとよいでしょう。
フォロワーを増やす
アカウントの運用方針が決まれば、運用しながらフォロワーを増やしましょう。
フォロワーを増やすために、投稿で押さえたいポイントは以下の5つ。
- プロフィール欄を工夫する
- 画像や動画のクオリティを重視する
- 統一感を出す
- ハッシュタグを使いこなす
- 2~3日に1回定期的に更新する
また、せっかく投稿しても認知してもらえないとたくさんの人に届かないですよね。そのため、いいね・フォローを自動でアクションしてくれるツールを使うのは一つの手段です。
自動ツールの選び方について知りたい方は、下記記事をご覧ください。
分析・改善をくり返す
投稿してフォロワーを増やしながら、分析・改善をくり返すことも重要です。
運用の方向性が違ったり効率が悪かったりすると、工数をかけても効果がでにくいですよね。分析をするにはプロアカウントで使えるインサイト機能が有効です。
どんな投稿が反応が良いのか、反応の良い時間帯は何時かなどを分析しながら、改善していくとよいでしょう。
フォロワーと交流する
特徴にも挙げたように、フォロワーとの交流することは重要です。コメントなどでやり取りすることで、より信頼関係を築けてファンになってもらえます。またInstagramのアルゴリズムによって、フォロワーのタイムラインに表示されやすくなったり、関係性がある人の発見タブに表示されやすくなったりします。
一般人からインスタグラマーになるための詳細を知りたい方は、下記記事も参考にしてくださいね。
よく聞くインスタグラマーのステマとは?
インスタグラマーのステマについて耳にしたことがあるのではないでしょうか。
ステマとはステルスマーケティングの略で、広告・宣伝であることを分からないようにして口コミやレビューを装うことです。例えば、人気インスタグラマーが商品を愛用していると投稿すれば、愛用品なら自分も買いたいと思うファンはいるでしょう。広告・宣伝だと知らずに購入したフォロワーは、不利益を被る可能性もあります。
フォロワーからの信用を失わないためにも、以下の点に気を付けましょう。
- ハッシュタグ「PR」をつけて投稿するなど、広告主との関係を記載する
- フォロワーをだますことにつながるような宣伝、口コミはしない
インスタグラマーとは?収入源やなり方まとめ
今回はインスタグラマーの特徴や収入源、一般人がインスタグラマーを目指す際のポイントも5つ紹介しました。
インスタグラマーは単にフォロワー数が多ければよいわけでなく、フォロワーとの関係性も重要です。ジャンルを明確にしたり高いクオリティの写真を投稿したりしながら、より濃いファンを増やしてインスタグラマーを目指してみてくださいね。